普段家族で食べる甘味料はメープルシロップが一番いい理由

喫茶店で食べるホットケーキの殆どは蜂蜜ではなくメープルシロップがついていますよね。あの甘すぎずサラッと食べられるメープルシロップが好きな方は多いと思います。

メープルシロップって何?

サトウカエデ(砂糖楓)の木から採取される樹液から出来ているのがメープルシロップです。日本で売ってるメープルシロップの殆どはカナダ産です。カナダの国旗には砂糖楓の葉が中央にありMaple Leaf Flag(メープルリーフ旗)なんて言われる事もあります。

ホットケーキにはメープルシロップ

木から採取される代表的な物

花の蜜を栄養にするミツバチや、木の樹液が好きなカブトムシなどの虫が生きる上で大切な植物。私たちの生活で木から出来る物はメープルシロップ以外になにがあるのでしょうか?

ゴムの木

ゴムの木と言えば日本でも室内用の鑑賞用の植物として販売されているので見たことがある人もいると思います。天然ゴム代表的な産地はインドネシアやタイ。スリランカなどもあります。ゴムと言えば自動車用のタイヤなど生活に無くてはならない重要な物の一つです。

漆の木

日本では岩手県の二戸郡浄法寺が産地ですが、世界的に見ると中国産が目立ちます。日本で使われる90%以上が中国産というデータもあります。その為、日本産の漆は主に日本の寺院などの伝統的な建造物に使われているようです。

ほかにもぶどうに木の樹液や白樺(しらかば)の木の樹液など樹液の利用方法が研究されています。今後は色々な木の樹液成分が人と関わりを持つ事になるかもしれません。

メープルシロップの採取方法

砂糖楓の木にパイプを刺すと透明な樹液が流れ出てきます。昔は流れ出る樹液をバケツで貯めていたようですが、現在ではチューブで工場まで一気に樹液を運ぶ方法が一般的なようです。1本の砂糖楓の木からは40リットル~80リットルの樹液が取れるようです。ゴムの木や漆の木に比べると楓の木は水のようになめらかな為こうした方法を用いて採取する事ができるようです。その後樹液を煮詰めてメープルシロップが完成します。

蜂蜜とメープルシロップのカロリーと糖質

普段食卓に使う甘味料のカロリーと糖質

100グラム当たりメープルシロップが一番カロリーも糖質も低い。

上記グラフのとおり砂糖は100グラム当たり約384kcalなのに対し、蜂蜜は約294kcal、メープルシロップは約257kcalです。食卓に使われる代表的な甘みを持つ物ではメープルシロップは一番カロリーと糖質が低いのです。

栄養価が以外に高いメープルシロップ
メープルシロップが蜂蜜より多く持つ栄養素

メープルシロップのカリウムは蜂蜜の約17倍。

上記グラフは蜂蜜と比べてメープルシロップが多く含んでいる主要栄養素です。この中でも驚くのはカリウムの含有量ですが、カリウムは納豆や、ぬか漬け、たくあん漬けなど日本人の普段の食事からカリウムは比較的取りやすい栄養素なのです。それよりも日本人の不足しがちなカルシウムとマグネシウムが摂取できるというのはメープルシロップの特徴でもあります。

メープルシロップが女性にオススメな理由

とくに閉経後の女性に多いと言われる骨粗しょう症は、女性ホルモンのエストロゲンで保たれていた骨の密度が低下しておきる病気です。体内のカルシウムの99%、マグネシウムの60%は骨と歯に含まれており骨を形成する大切な栄養素です。特にマグネシウムは不足すると骨から溶け出してしまい骨の維持に影響が出る事もあります。骨粗しょう症の防止にはカルシウムとマグネシウムをバランス良く摂取する事が大事ですが、特に不足しがちなマグネシウムの摂取を心がける事が健康を保つポイントかもしれません。メープルシロップはこれらの栄養素をバランスよく含んでいます。

乳児には蜂蜜はダメ。メープルシロップはOK。

蜂蜜にボツリヌス菌が含まれていて、赤ちゃんが蜂蜜を食べると「乳児ボツリヌス症」という病気にかかる事があります。基本的に蜂蜜に含まれるボツリヌス菌の量は多くは無いのですが、ボツリヌス菌自体が100度以上の熱でも耐えられる菌の為、蜂蜜から完全に取り除くことができません。この事から蜂蜜の微量なボツリヌス菌を大人が摂取しても何の問題もないのですが、乳児が摂取すると発症しやすくなるので注意しましょう。どうしてもという場合はメープルシロップがお勧めです。

メープルシロップの4コマ漫画はこちら