秋によくある貰いものキノコの対処法

秋によくある貰い物キノコの対処法の4コマまんが

秋と言えばキノコの季節です。今は菌床(きんしょう)栽培のキノコが年間を通して安い値段でスーパーに並びますが、日本には5000種と言われるキノコが自生していると言われています。椎茸や舞茸などのように、原木栽培や菌床栽培技術が確立していない食用のキノコも沢山あるのです。

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秋になれば山でキノコ狩りを楽しむ人も多いでしょう。自ら採ったキノコを自分達で新鮮な内に食べるキノコは格別でしょう。しかし、5000種とも言われるキノコの内、食用のキノコはごく僅かです。毒キノコを食べて死亡したり、重症化するリスクは当然あります。ですから、キノコ狩りに行く時は、キノコの知識やキノコ狩りの経験が豊富な人と一緒に、入った事のある山でキノコを採るのが一番リスクが少ないと思います。

そして、キノコ狩りで採ってきたキノコを近所や知人にお裾分けするのは絶対に止めましょう。貰った人も、心のどこかで心配を抱きながら食べる事にもなりますし、万が一、毒キノコだった場合、人の命に係わる事態になる事も考えられます。食用である保証が一切ないキノコを他人に渡す事は配慮に欠けています。自分で採ったキノコは自分でリスクと共に楽しむのが他人に迷惑をかけない一番の方法です。

秋の食中毒に気を付けよう

秋は涼しく、夏に比べて食中毒のリスクが減ると考えている方も多いと思います。しかし、気温はむしろ食中毒菌が増えやすい季節なのです。そもそも、涼しいと感じるのは、暑い夏から秋になって気温が下がった為に感じている事で、実際には梅雨の時期にあたる5月、6月とそれほど変わりません。涼しくなった事で、日頃の食品管理が疎かになるのも秋の食中毒が多い原因の一つかもしれません。

キノコによる食中毒も多い

秋に食中毒患者が増える原因はキノコにもあります。キノコ狩りで採った毒キノコを誤って食べてしまうケースです。秋になると毎年のように毒キノコによる食中毒患者が増えますが、キノコ狩りで採ったキノコが原因となるのです。キノコ狩りには最低限、携帯できる「キノコ図鑑」を持って怪しいと思ったら図鑑で確かめるぐらいの事はしたほうがよいでしょう。

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