セアカゴケグモは1995年に大阪府で発見されてから日本全国に生息域を拡大し、初めて発見されてから20年以上経過した2017年現在ではほぼ日本中で発見されています。もともと、オーストラリアなどに生息している蜘蛛ですが、日本の港に入るコンテナ船などの船舶に積まれている貨物や飛行機などによって日本に意図せず持ち込まれた可能性があります。下記地図は各都道府県発表のセアカゴケグモを初めて発見した年をもとに地図に表したものです。生息域の拡大が年を追うごとに拡大していった事がわかります。
1995年~2012年

1995年~2012年までにセアカゴケグモが発見された地域は、宮城県,群馬県,神奈川県,愛知県,岐阜県,三重県,京都府,大阪府,滋賀県,奈良県,和歌山県,兵庫県,岡山県,広島県,山口県,香川県,徳島県,高知県,福岡県,佐賀県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県。
2013年

2013年1月23日(木)には茨城県神栖市東和田の工場敷地内にある資材置き場のブロックでセアカゴケグモを発見。その後、岩手県では2013年6月に、熊本県では2013年8月に、千葉県・福島県・鳥取県・静岡県では2013年9月に発見されるなど関東や東北に生息域が拡大した。
2014年

2014年1月に愛媛県でセアカゴケグモが発見され四国地方全域に広がる。日本海側の石川県・福井県でも発見。関東では東京都・埼玉県でも発見される。11月には関東内陸部の栃木県鹿沼市や山梨県でも発見される。※長崎県の陸上自衛隊大村駐屯地で、同じゴケグモ類の「ハイイロゴケグモ」のメスが発見されるがセアカゴケグモではないため未発表にしています。
2015年

2015年6月2日に北海道北見市内にて北海道で初めてセアカゴケグモが確認される。2015年7月1日には島根県浜田市原井町の水産加工団地内で発見。2015年9月7日には新潟市内で、2015年9月9日には大分県大分市中ノ洲の大分石油化学コンビナート内で発見される。
2016年

2016年8月2日に長崎県で初めてセアカゴケグモが発見。これで九州全域で確認された事になる。2016年11月1日には東北の山形県山形市内で発見。未発見地域は4県のみとなる。
2017年

2017年2月14日(火)富山県富山市長附(旧大沢野町)地内にてセアカゴケグモのメスが発見される。